伝統と転換、自転車から世界の「練りゴム」へ
Q:株式会社シンコーの歩みと事業内容について教えてください。
A:私たちの原点は1946年、大阪の八尾で自転車のタイヤやチューブの製造を開始したことにあります 。その後、1969年に宮崎県都城市の高城町に第一号の誘致企業として工場を設立しました 。当時は自転車用の完成品を作っていましたが時代の流れとともに1996年には製造拠点を中国工場へ移管しました 。
Q:完成品の製造から現在の主力である「練りゴム」事業へはどのように移行されたのでしょうか。
A:生産の基幹であった自転車タイヤ事業が海外へ移ったことで、国内に残った私たちは新たな道を切り拓く必要がありました 。そこで注目したのがゴム製品の素材となる「練りゴム」の外販です 。日本各地のゴム製品メーカーへ地道に営業活動を続け、現在ではタイヤメーカーを除けば国内第2位の生産能力を誇る精練事業へと成長しました 。
Q:「練りゴム」以外にはどのような事業を展開されていますか。
A:大きく分けて3つの柱があります。1つ目は配合設計から一貫生産する「練りゴム」の精練事業です 。2つ目は建設機械や農業機械に使われる「ゴムクローラー」の製造販売です。これは日本でも数社しか手掛けていない分野です。そして3つ目がプレス加硫によるゴム製品の製造です。これらの3分野を軸に多角的な事業展開を行っています。