樹木から高層ビルまでロープ一筋で
「不可能を可能に」する挑戦
Q:「ロープマン」という社名、非常にインパクトがありますね。具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか。
A: 主軸としているのは大きく分けて二つあります。一つは「特殊伐採」です。人里離れた森の中ではなく、住宅の裏山や電線の近く、寺社仏閣の境内といった、重機が入り込めない狭い場所や高い場所にある樹木を、ロープを使って登り、少しずつ吊り切りしていく仕事です。そしてもう一つが、「ロープアクセス」という下降の技術です。これは主にビルやホテルといった構造物の外壁補修などに用いられる技術で、屋上からロープ2本で降下し、足場を組まずに作業を行います。
Q:「登る」特殊伐採と、「降りる」ロープアクセス。一見似ているようで、技術的には異なるのでしょうか。
A: 基本的な道具も違い、考え方やリスク管理の視点が全く異なります。ビルなどの構造物は形が一定ですが、樹木は一本一本、枝の張り方も違えば樹木の種類でも強度が違います。どちらの現場も経験することで、それぞれの技術を補い合えるような発見が常にあります。特に「ロープアクセス」では、最近大規模ホテルの改修工事に携わりました。足場を組んだ後に、壁面に打ち込まれた無数のボルト穴を一つずつシーリングして回るという非常に緻密な作業です。年末の極寒の中での作業でしたがロープ2本で自由自在に動き回り、確実に穴を埋めていく。効率と確実性が求められる現場で、私たちの技術が発揮できることを再確認しました。
Q:「不可能を可能に」という言葉が名刺にもあると伺いました。
A:どんなに厳しい条件下でも「どうすればできるか」を考え抜き、断らない。施工能力を高め、作業日数を極限まで短縮する。その姿勢が私たちの強みだと思っています。