MIYAZAKI STORIES

水野 賢一

安全と信頼で宮崎の未来を築く

Kenichi Mizuno

水野 賢一

株式会社そうけん 代表取締役社長

https://souken-miyazaki.jp/

1970年愛知県生まれ。中学卒業後、職人の道へ。「自分にはこれしかない」という不退転の決意で2007年に株式会社そうけんを設立。足場工事、橋梁工事、重量物搬入出など多岐にわたる建設・機工事業を展開し、宮崎を拠点に全国対応可能な体制を構築。座右の銘は「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」。矢沢永吉を愛する、叩き上げの経営者である。

お客様の立場に立ち、期待を超える価値を

お客様の立場に立ち、期待を超える価値を

Q:2007年の創業以来、一貫して「お客様の立場になって考え・行動する」という理念を掲げておられますが、その背景にある想いを教えてください。

A: 私たちが手がける足場工事や橋梁補修、重量物の据付といった仕事は、建設現場や社会インフラを支える極めて重要な「基盤」です。しかし、形としての成果物以上に、施工のプロセスにおいてお客様がどう感じられるかという点を私は何より大切にしています。かつての建設業界では、技術さえあれば多少の態度は二の次という風潮もありましたが、それはプロの仕事ではありません。
現場での挨拶やマナー、喫煙や飲食のルール徹底といった「当たり前のこと」を疎かにすれば、お客様や近隣の方々に不安を与えてしまいます。「そうけんに頼んで良かった」という信頼は、こうした細かな配慮の積み重ねから生まれるものです。創業当時から変わらず、あらゆるニーズに対して「とことんお応えする」姿勢を貫いているのも、お客様の困りごとを自分事として捉え、最高の安心感を提供したいという強い想いがあるからです。現場の安全はもちろんのこと、社員一人ひとりが「自分がお客様だったらどう思うか」を常に自問自答しながら行動することを徹底しています。
した。あの時の失敗があったからこそ、今は「数」を追うのではなく、一人ひとりの「質」と向き合うことの重要性を痛感しています。
宮崎の県民性である「温和な人間性」は、全国の現場で高い評価をいただいています。私たちのスタッフが現場で見せる柔らかな物腰と、仕事に対する実直な姿勢は、顧客に安心感を与えます。この「宮崎ブランド」とも言える誠実さを武器に、さらなる高みを目指していきたいですね。

 

二つの専門事業部が織りなす「総合技術力」

Q:建設事業部と機工事業部という、異なる専門性を持つ二つの柱がありますが、それぞれの強みについてお聞かせください。

A: 建設事業部では、一般住宅から新築・リフォーム、さらには難易度の高い橋梁の耐震・点検補修工事まで幅広く対応しています。特に足場工事は、職人さんの命を守る「安全の舞台」です。1ミリの妥協も許されない正確さと、工期を遅らせない迅速な対応力が弊社の誇りです。どのような複雑な形状の建物であっても、後から入る職人さんたちが最も作業しやすい環境を構築することを常に意識しています。

一方、機工事業部では、精密機器や数百トンに及ぶ重量物の輸送・据付を行っています。こちらはまさに「ミリ単位」の精度が求められる極めて専門性の高い領域です。この二つの事業部が共存していることで、弊社には「多種多様な現場に対応できる知恵」が蓄積されています。どんなに狭小な土地での作業や、他社が敬遠するような難しい依頼であっても、「どうすれば実現できるか」をプロの視点で多角的に提案できること。この総合的な提案力と、現場で培われた確かな施工技術こそが、そうけんの最大の強みであると自負しています。

 

技術と人間力を育む「人こそすべて」の環境

Q:現場の安全管理や、次代を担う社員の皆さんの育成についてはどのような取り組みをされていますか。

A: 現場の安全と社員の命を守ることは、経営者として最大の責任です。そのため、弊社では「資格取得制度」を非常に充実させています。社員が自らの技術を磨き、公的な資格を得ることは、本人の自信に繋がるだけでなく、お客様への「安全の証明」にもなります。経験豊富なベテランが若手に技術を直接継承する風土も根付いており、未経験からでも着実にプロフェッショナルへと成長できる環境を整えています。

また、技術習得と同じくらい、一人の人間としての教育にも力を入れています。現場周辺の清掃を徹底し、気持ちの良い挨拶を交わす。そうした誠実な行動が地域の方々との信頼関係を築き、巡り巡って社員自身の働きやすさや誇りにも繋がります。社員一人ひとりが「そうけんの看板」を背負っているという自覚を持ち、いきいきと活躍できる会社であり続けたい。そのために、福利厚生の充実や、互いに助け合える風通しの良い職場づくりには今後も妥協せず取り組んでいく考えです。社員の成長こそが、会社の成長そのものだと確信しています。

「誇りと技術を次世代の糧に、共に未来を創造しよう」

 

建設という仕事は、地図を書き換え、人々の生活の「当たり前」を支える非常に尊い仕事です。私たちが架ける足場がなければ新しい家は建たず、私たちが補修する橋がなければ地域の交流は途絶えてしまいます。AIや自動化技術がどれほど進歩したとしても、現場の最前線で状況を判断し、最後の一押しを担うのは、やはり「人の熱意」と「職人の手」なのです。

 

これから社会に出る皆さんに伝えたいのは、「挑戦することの価値」です。最初は誰でも未経験で、戸惑うこともあるでしょう。しかし、誠実に仕事に向き合い、一つひとつの技術を自分のものにしていけば、それは一生失われることのない自分だけの「大きな財産」になります。弊社は、皆さんの「やってみたい」という意欲を全力で受け止め、一流の技術者へと育てる準備ができています。

自分の仕事が誰かの笑顔を守り、街の未来を創っている。その確かな手応えを、ぜひ私たちと一緒に味わいましょう。宮崎の地から共に日本の未来を支えていく情熱を持った若い皆さんと出会えることを心から楽しみにしています。

「誇りと技術を次世代の糧に、共に未来を創造しよう」